佐賀市大和町松梅地区で継承されている巻き柿

教わりながら巻き柿づくりに挑戦する学生ら=佐賀市の佐賀女子短期大学

佐賀市大和町松梅地区の女性らが巻き柿の作り方について説明した=佐賀市の佐賀女子短期大学

教わりながら巻き柿づくりに挑戦する学生ら=佐賀市の佐賀女子短期大学

 佐賀市大和町松梅地区の柿文化を後世に残そうと、干し柿に一手間加えた「巻き柿」を作る授業が21日、佐賀市の佐賀女子短期大で開かれた。地元の地域おこしグループ「湛然(たんねん)の里と葉隠の会」や松梅地区の住民約10人が訪れ、作り方を伝授した。

 住民らは「ここは松梅 干し柿んところ」と伝統の歌を披露し、和やかにスタート。栄養士を目指す同短大1年生と大和町の小中一貫校松梅校小学部の5、6年の34人が参加した。

 巻き柿作りは、学生たちが昨年手作りした干し柿約千個を使った。へたを取った干し柿を開いて種を取り除き、巻きすに並べてゆっくりと巻いた後、さらに上からひもで巻いて締めた。冷凍庫で2カ月以上寝かせると完成する。1年ほど寝かせると糖化が進み、かりかりとした食感に変わるという。切ると花模様の断面が姿を見せる。

 同校5年の田口永和(とわ)君は「体験できて楽しかった。ひもを巻くのが難しかった」、同短大1年の中島里彩さん(19)は「勉強になった。初めて食べるので楽しみ」と笑顔で話した。

 同短大の調査では干し柿だけでなく、柿を食べたことがない学生が全体の8割に上るという。指導した福川祐一郎会長(79)は「忘れられないおいしさ。後世にも残してほしい」と話した。

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