九州地方整備局福岡国道事務所は、福岡と佐賀、長崎の3県を結ぶ西九州自動車道の中で唯一、事業化していなかった福岡県糸島市の二丈―二丈鹿家(しかか)間の計画段階評価に着手した。23日から沿線住民や道路利用者へのアンケート調査を始め、高規格道路として整備する必要性を調べる。

 二丈―二丈鹿家間の延長は約11キロで、現在は国道202号のバイパスとして供用されているが、片側1車線の一般道になっている。休日に唐津市から福岡市に向かう車両で渋滞が発生したり、自動車専用道路ではないため沿道からの出入りが原因と考えられる死傷事故が起きたりしている。西九州道は九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)で原子力災害が発生した場合の避難ルートに指定されており、渋滞すれば避難に支障を来す恐れもある。

 延長150キロの西九州道の中で唯一事業化されていない区間ということもあり、唐津市などでつくる西九州自動車道建設促進期成会が早期の事業化を求めていた。九州地方整備局は昨年11月に開いた学識者による委員会で、事業化の前段階の計画段階評価に着手することを確認していた。

 アンケートでは二丈―二丈鹿家間の利用頻度や通行目的、他の区間と比べて渋滞するかどうかなどを尋ねる。唐津市民らを無作為に抽出して用紙を郵送し、唐津うまかもん市場などで配布もする。2月14日に唐津市役所、15日には唐津バスセンターで説明会を開く。

 福岡国道事務所によると、回答結果などを踏まえ、概略ルートや構造などを検討していく。問い合わせは計画課、電話092(682)7747。

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