25日にハープの発表会を開く教室の児島祐子代表(右)と生徒の野下美咲さん=佐賀市唐人のハープ教室cocoron

 昨年8月の佐賀豪雨で被害を受けた佐賀市唐人のアイリッシュハープ教室cocoron(児島祐子代表)が25日午後1時から、同市柳町の浪漫座で発表会を開く。水にぬれて貴重なハープを失う被害を乗り越え、優しい音色を響かせる。

 教室は豪雨で約15センチ浸水し、6台のハープ全てが水に漬かった。1週間後にレッスンを再開したが、ハープ1台が突然大きな音を立ててばらばらになった。児島さんは「浸水で接着剤が弱まり、木材の重さと弦の圧力に耐えきれなかったようだ」と話す。ワシントン条約で輸入が禁じられたブビンガ材でできており、日本では「幻のハープ」と呼ばれる貴重な楽器だった。

 その後も、2台が浸水の影響で音が狂い、修復不可能になったが、新たにハープ1台を購入して教室を続けてきた。児島さんは「生徒やその家族も一丸となって災害を乗り越え、より結束力が強まった」と話す。

 発表会では、盲目のハープ奏者が作曲した「シーベグシーモア」をハープ12台で合奏するほか、生徒19人がアイルランド音楽やクラシック曲、ポップスなどを演奏する。

 児島さんは「いろいろあったが今年も発表会を開くことができてありがたい」とかみしめ「ハープの音色は人それぞれ。生徒の個性を楽しんで」と話す。チケットは500円、1ドリンク別。問い合わせは児島さん、電話090(2589)9915。

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