11日に100個目となる新星を発見した椛島さん(左)と西山さん=三養基郡みやき町

 三養基郡みやき町の私設天文台で新星発見に取り組むアマチュア天文家コンビの椛島冨士夫さん(75)=みやき町=と西山浩一さん(77)=久留米市=の発見数が100個に達した。2人は「当座の目標は達成できた。しかしあくまで通過点。今後は銀河系内での新星発見数で1番になるとともに、彗星(すいせい)も発見したい」と意気込んでいる。

 100個目は11日午後6時55分ごろ、南の低空にあった銀河系内のへびつかい座で見つけた。この日観測を始めた直後で、普通は白く見える新星が今回は赤みがかっていたという。見かけの明るさは11・8等級。椛島さんは「空の低い場所だったので、位置測定が難しかった」と振り返る。

 現在、国際天文学連合(IAU)の認定待ちだが、すでに米国の大学と岡山県のアマチュア天文家が、2人の発見を追認する観測結果を発表している。

 新星は、太陽と同程度の大きさの恒星が進化の最後の段階で爆発、通常の1万倍近くまで輝きが増す現象。2人は2007年夏の観測開始以来、年間平均12・5個というハイペースで発見を続けている。内訳は銀河系内24個、銀河系外74個、超新星2個。

 観測例がなかった高エネルギーのガンマ線を放射していたことが分かったり、毎年拡大と縮小を繰り返す珍しい「回帰新星」の確認にもつながったり、学術研究への貢献も大きい。

このエントリーをはてなブックマークに追加