ボードを使い、選手にポジショニングなどを説明する金明輝監督(中央)=沖縄県の読谷村陸上競技場

 サッカー・J1サガン鳥栖は沖縄キャンプ5日目の21日、午前と午後の2部練習で汗を流した。午前には、全選手を4―3―3のポジションに振り分けた戦術練習を実施。金明輝(キン・ミョンヒ)監督は「システムが先行しないようにしたいが、最初の立ち位置を決めることは必要。いい選手たちがいるので、同じ絵を描いて前に進んでいきたい」と語った。

 それぞれのポジションに2、3人ずつが着き、フルコートで戦術を落とし込んだ。DFからボールをつなぎ、さまざまな位置を経由させてゴールネットを揺らした。

 鳥栖は昨季、4―4―2のシステムで戦ったが、キャンプでは中盤を逆三角形で構成する4―3―3で戦術を落とし込んでいる。意図について、金監督は「攻撃的にいく時は、前線に人が必要」と昨季32得点でリーグワースト3位に終わった攻撃力の改善を目指す。

 ただ、指揮官はシステムにこだわるつもりはない。「4―3―3にすれば攻撃的と言うわけでもない。ボールを前に運ぶ仕組みを、しっかりみんなで共有したい」。あくまでも、より多くのゴールを奪うための手段だと強調した。

 金監督は、U―18を指揮していた時も4―3―3を採用。ユースは現在も同システムで戦い、好成績を残し続けている。戦術練習で、中盤の逆三角形の底「アンカー」に入ったMF松岡大起は「監督とはユース時代から一緒に戦い、やりたいことは明確に分かっている。自分がリーダーシップを発揮したい」と力強く語った。

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