九州管区広域緊急援助隊合同訓練で、土砂崩れに巻き込まれた車から、乗っている人を救出する警察官=武雄市北方町

九州管区広域緊急援助隊合同訓練で、土砂崩れに巻き込まれた車から、乗っている人を救出する警察官=武雄市北方町

 九州・沖縄の8県警を中心に自衛隊や消防も加わって災害時の救助活動などを実践する「九州管区広域緊急援助隊合同訓練」が21日、武雄市で始まった。土砂崩れ現場からの救助などに約450人が取り組んでいる。22日まで。

 救助活動などの警備部隊、検視などの刑事部隊、バイクでの情報収集や部隊誘導といった交通部隊の3部隊に分かれ、陸上自衛隊の大型輸送ヘリコプター「チヌ―ク」やドローンも活用して実施している。

 武雄市北方町の大同メタル佐賀の工場敷地内であった警備部隊の訓練では、土砂崩れに巻き込まれた車両やアパートの現場が造られ、各県の警察官らが救出活動を展開した。車から2人を救出する訓練では「助手席は脈、呼吸とも正常、運転席は意識なし」「挟まれた時間は」「引き出せるか」など緊迫した声が飛び交った。

 見学者には「土砂運搬には1台60キロと軽量で、毎分130キロを運べるコンベヤーを導入している」「ぬかるんだ場所にはコンクリートパネルを敷くと足場が確保しやすい。車に常備している」など機器や装備の説明もあった。

 合同訓練は1998年から九州各県の持ち回りで実施され、佐賀での開催は4回目。

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