田原優子多久市教育長を訪ね、自身の走りを振り返った東原庠舎東部校9年の笠原大輔さん=市役所

多久市教育委員会の職員に出迎えられ、花束を受け取る東原庠舎東部校9年の笠原大輔さん=市役所

田原優子多久市教育長(左)から色紙をもらい、祝福を受けた東原庠舎東部校9年の笠原大輔さんと中西順也校長=市役所

 19日に広島市で開かれた第25回全国都道府県対抗男子駅伝で、佐賀県チームの4位躍進を支えた多久市の義務教育学校・東原庠舎(とうげんしょうしゃ)東部校9年(中学3年)の笠原大輔さんが21日、市役所を訪れ、田原優子教育長に入賞を報告した。初出場の笠原さんは、自己ベストを大幅更新する区間2位の快走で順位を六つ押し上げた。「たくさんの応援に力をもらった」と周囲への感謝を述べた。

 県チームは昨年23位。そのメンバーの1人で、同じ学校の一つ上の先輩、山田基貴さん(現・鳥栖工高1年)が悔しがる姿も間近で見てきた。「先輩たちのリベンジを果たしたい」。その一心で、前を行く選手を追った。

 区間賞を狙っていたが、気負いはなかった。序盤は監督やコーチから言われていたペースを守り、上位の選手たちが息切れするのを冷静に待った。8番目に受けたたすきを、2位で後続につないだ。

 発着点の平和記念公園には、広島在住の佐賀県出身者が横断幕を抱えて出迎えてくれた。佐賀からも駆け付けた多くの関係者の姿を見て、「応援に恥じない走りをしようと思った」と振り返った。

 大会で担った2区3キロの記録は8分28秒。昨年11月の県選考会で出した自己記録を29秒も短縮した。「いろんな人たちの応援があったから、このタイムを出せた」と笠原さん。大会に懸ける関係者の思いと、7人でつなぐたすきの重さを力に変えた。

 田原教育長は「多くの県民、多久市民がチームの頑張りに勇気をもらったと思う」と祝福した。テレビで観戦していた学校の同級生も多く、翌日登校すると、「輝き過ぎやろう」と冗談交じりに声を掛けられたという。

 次の目標を聞かれると、「来年も県代表として走りたい。果たせなかった区間賞を取り、新記録も出したい」と貪欲に語った。

このエントリーをはてなブックマークに追加