大政奉還と佐賀藩について解説する江島貴之記者=佐賀市の小中一貫校松梅校

 幕末、明治時代の歴史や佐賀の偉人を佐賀新聞の記者が解説する出前授業「さが維新塾」が21日、佐賀市大和町の小中一貫校松梅校で開かれた。佐賀新聞社の江島貴之記者が講師を務め、内戦回避を模索した佐賀藩と大政奉還との関係を解説した。

 中学部2年の10人が社会科の授業として受けた。江島記者は、1867(慶応3)年に徳川幕府が政権を朝廷に返す大政奉還の際の佐幕派と倒幕派の関係について図解を交えながら解説。混迷を極める中、内戦を避けようと行動した大隈重信と副島種臣の偉業をたたえた。

 また、江島記者は「佐幕派が勝っていたらどうなっていたか」と生徒に投げ掛け、「歴史上に残る言葉は勝った側からの言葉が多い。あり得たかもしれない歴史を考えることで、視点が広がる」と歴史の学び方にもアドバイスした。

 熱心に耳を傾けた小部智也さんは「流れに沿って学習している歴史だが、違う視点で考えることで違った未来が見えた。『なるほどな』と思った」と感想を述べた。 

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