韓国の咸陽郡徐福研究会のメンバーらに、県内の徐福ゆかりの地に関して説明する佐賀県徐福会の大串達郎理事長(左)=佐賀市の徐福長寿館

姉妹団体の締結に向け、準備を進めている佐賀県徐福会と韓国の咸陽郡徐福研究会のメンバーら=佐賀市の徐福長寿館

 不老不死の妙薬を求め、中国から渡来したとされる徐福の研究に取り組むNPO法人「佐賀県徐福会」(大串達郎理事長)が、韓国の類似団体と姉妹団体を締結すべく、準備を進めている。元徴用工訴訟問題や韓国への半導体材料の輸出規制強化による日韓関係の悪化が続く中、草の根での交流を強化し、徐福研究を促進する。

 姉妹団体となるのは韓国慶尚南道(キョンサンナムド)咸陽(ハミャン)郡の「咸陽郡徐福研究会」。咸陽郡は古くから山人参の産地として知られる。現地では山人参が徐福が探した不老不死の妙薬ではないかと語り継がれており、徐福の研究が盛んだという。

 2017年に咸陽郡で開かれた徐福に関するシンポジウムへ佐賀側が参加したことをきっかけに交流が深まり、昨年1月には咸陽郡側の会員が佐賀を訪問。その後、咸陽側から姉妹団体締結の申し出があった。今後は9月に咸陽郡で開かれるアンチエイジングがテーマのエキスポに佐賀側が参加し、姉妹団体の調印式をするという。

 19日には咸陽側の会員ら9人が県内を訪れ、佐賀市諸富町の新北神社など徐福ゆかりの地を巡り、同市金立町の徐福長寿館で締結文の文案について意見を交わした。

 会議に先立ち、大串理事長は「心と力を合わせ、満足のいく締結文をつくりたい」とあいさつ。咸陽郡徐福研究会のムン・ホソン会長も「情報交換などを通じ、友好的な関係を築いていきたい」と期待を寄せた。

このエントリーをはてなブックマークに追加