学習障害の特性や学習の支援法を語る中村理美さん=佐賀市のエッジ国際美容専門学校

 西九州大子ども学科講師の中村理美さんが17日、「読み書きに困難のある児童生徒の理解と支援」をテーマに佐賀市内で講演した。県内の小中学校の教員ら約40人が聴講し、子どもの学習障害(LD)や支援の在り方を学んだ。

 中村さんは、特別支援の対象となる子どもの数が増加傾向にある現状を紹介した。LDの特性を「聞く」「話す」「読む」など、特定の能力を習得したり、使ったりするのが難しいと説明した。

 LDの子どもたちを教える側は、イラストや声の使い方に配慮し、それぞれの特性に合わせた伝え方が効果的だとした。「『急いで』や『教えたでしょう』など何気なく言っていることが、子どもたちのプレッシャーにつながる」などと注意点を挙げながら、子どもが達成感を得られるよう配慮を求めた。

 また、参加者は一定のルールに従って文字を変換しながら文章を読んでいくワークを通じて、読み書きが難しい子どもたちの気持ちを疑似体験した。

 講演会は不登校や引きこもりの子どもたちを支援するNPO法人「全国ゆめ未来支援協会」が主催し、夢未来高等学院佐賀校(通信制サポート校)が事務局を務めた。佐賀での開催は初めて。

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