笑顔でたすきを受け取る3区の古賀淳紫(右)と区間2位の力走を見せた2区笠原大輔=広島市海老園交差点の第2中継所

笑顔で「4」のポーズを決める佐賀県チーム=広島市の広島国際会議場

 「前半で上位につけ、流れを引き寄せる」―。レース前に描いた作戦が見事にはまった。佐賀は4区途中までトップを走り、目標の「10位台」を大きく上回る4位でフィニッシュ。県代表監督として最後の指揮を執った古川昌道監督(53)=鳥栖工高監督=は「あわよくば入賞ぐらいに思っていた。本当に頑張ってくれた」と手放しで喜んだ。

 1区杉彩文海(鳥栖工高)は終盤まで先頭に食らいつき、同監督に「よくあの順位で持ってきた」と言わしめる8位で中継所に飛び込んだ。ここから快進撃が始まった。

 チームに火をつけたのは2区笠原大輔(東原庠舎東部校)。大会初出場ながら、冷静に序盤を抑え気味に入ると、2キロ地点で一気にギアを上げて先頭に躍り出た。「区間賞を目指して走った。後半は気持ちが切れそうになったが、中継所が見えて気合いを入れ直した」。最後は2位に順位を落としたものの、残りの力を振り絞って区間2位の力走を見せた。

 たすきを受け取った古賀淳紫(安川電機、鳥栖工高出身)も、中高生の頑張りを無駄にするわけにはいかなかった。気持ちに余裕を持った走りで中盤でトップに立つと、後は一人旅。「まさか1位で走れるとは思わなかった。幸せな時間だった」と後輩たちに感謝した。前半区間の好走に後続の選手たちも奮い立ち、全員が持てる力を出し切った。

 8年前から県チームを指揮してきた古川監督は、今回で代表監督を退く意向。1年目に8位入賞、そして8年ぶりの入賞となる4位で有終の美を飾り、「選手たちが夢を見させてくれた」と頬を緩めた。

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