受験生に問題用紙を配る試験官=18日午前9時10分ごろ、佐賀市の佐賀大学本庄キャンパス

 大学入試センター試験が18日、全国で始まった。佐賀県内は佐賀大学(佐賀市)の本庄キャンパスと鍋島キャンパスで実施され、「外国語(筆記)」の試験で最も多い3482人が受験した。来年1月から後継の「大学入学共通テスト」が始まるため、1990年以降続いてきたセンター試験は今回が最後となる。 

 初日は地理歴史・公民、国語、外国語、英語のリスニングが行われた。大学入試センターは世界史Bで、正解の選択肢がないと誤解を与える恐れのある設問が1問あったとして、解答にかかわらず全員に得点を与えると発表した。

 県内2会場の志願者数は前年比4・4%(167人)減の3664人。受験生は厚手の上着をまとうなどしっかり防寒をしてキャンパスに入り、学校の引率教諭らの激励を受けていた。試験場に入る直前まで参考書やノートを開いてチェックする受験生の姿も見られた。

 県東部の県立高の女子生徒(18)は「落ち着いて試験に臨むことができた。夜にもう一回復習をして明日に備えたい」。鹿島市の男子予備校生(19)は「最後のセンター試験になるのは特に意識せず頑張ってきた。初日は力を発揮できたので、調子を維持できれば」と話した。

 「日本史B」の試験では、近世の技術に関する出題で「佐賀藩」が登場した。選択肢から佐賀藩が反射炉を築いて大砲を鋳造したことを選ぶのが正答になった。

 センター試験は全国689会場で実施されている。志願者数は55万7699人で、前年より3・3%(1万9131人)減少している。高校などの卒業見込みの現役生は45万2235人で、全体の81・1%を占める。2日間の日程で、19日は理科と数学が行われる。共通テストを巡っては、目玉だった英語民間検定試験の実施や国語・数学の記述式問題の導入に対して公平性の確保や採点ミスへの懸念などから批判が起こり、昨年11~12月にいずれも見送りが決まった。

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