自ら栽培したユリを山口知事にプレゼントし、緑白綬有功章の受章を報告した山口十美子さん(中央)と夫の秀行さん=佐賀県庁

 農事功労者表彰(大日本農会主催)で、農業で新しい技術の開発に取り組んだ人に贈られる「緑白綬有功章」を受けた藤津郡太良町のユリ農家、山口十美子さん(64)がこのほど、佐賀県庁に山口祥義知事を訪ね、受章を報告した。

 山口さんは太良町の中山間地で「明日香園」を経営。大ぶりのユリを通常の2倍ほど植える密植栽培に取り組み、安定した高品質の切り花生産を確立した。ユリの出荷がない夏期に、緑や黄色など今までなかったケイトウのオリジナル品種を開発し、新たなブライダル需要を生み出した。安定的な周年栽培を実現し、国内外から研修生を受け入れ、農業後継者の育成にも尽力している。

 自ら栽培し、アレンジも手掛けたという華やかなユリのフラワーアレンジメントを知事に贈った山口さんは「おかげで立派な章をもらえた。これからも夫婦で頑張りたい」と夫の秀行さん(64)と共に報告した。山口知事は「夫婦2人でとてもかっこいい。みんなに明るい姿を見せれば、農業をやりたいという人も増えてくる」と喜んだ。

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