臨時総代会終了後、記者団に「組合員の賛成が得られてうれしい」と話したJAさがの大島信之組合長=佐賀市文化会館

 JAさが(大島信之組合長)は臨時総代会を17日、佐賀市で開き、役員の定年を3年延長する議案を約8割の賛成で可決した。今回の承認を受けて、去就が注目される金原壽秀JA佐賀中央会会長(69)は続投が可能になった。

 役員の定年を現行の「68歳未満」から「70歳以下」に変更するという定款の一部変更だけを議案とした。可決には3分の2の賛成が必要で、総代定数821人中、書面も含め744人が出席し、このうち593人が賛成した。

 総代会は非公開で、JAさがや関係者によると、出席者から「農家も高齢化する中、定年は引き上げていい」という賛意が示される一方、「役員の延命ではないか。なぜこの時期か」「若返りが必要」などの反対意見も出たという。

 JAさがは、6月の役員改選(任期3年)を前に新たな執行部の在り方を検討してきた。全国のJAの過半数で役員定年が70歳以上になっている現状や社会の高齢化、JA佐賀中央会からの指導などを考慮し、今回の定年延長を提案したと説明している。

 JA佐賀中央会会長の金原氏はJAさがが出身団体(JAさが会長理事)で、従来の規定では6月に役員を引退する見通しだった。

 今回の結果についてJAさがの大島組合長は「各地区で説明をしてきた。賛成してもらい、提案者としてうれしく思う」と話した。金原氏の中央会会長の続投が濃厚になったのではないかという記者団の質問には「今回はあくまで定年の変更。役員は今後、選考される」と述べ、関連性を否定した。

このエントリーをはてなブックマークに追加