長崎県の中村法道知事は17日、九州新幹線長崎ルート未着工区間(新鳥栖―武雄温泉)の整備方式について、国土交通省が佐賀県に対し、与党が適当としたフル規格のほかに4方式も含めた協議入りを提案したことに「しっかり議論が深まっていくものと期待している」と表明した。長崎市での記者会見で語った。

 その上で、長崎県はフル規格を求めている立場から「フル規格での整備が必要不可欠との意見が理解を得られるよう努力していく」と訴えた。

 フル規格での建設が進む武雄温泉―長崎間は2022年度に暫定開業する際、武雄温泉駅で在来線特急に乗り継ぐ「リレー方式」になる。

 中村氏はリレー方式の長期化や固定化は「あってはならない」と強調し、「一刻も早く整備に着工してもらえるよう、全力を注ぐ」と述べた。

 佐賀県の山口祥義知事は同日、国交省が示した協議の在り方に関する確認文書案について「われわれが求めているのは、どういうスタンスで協議するのかの確認だが、まだ全くできていない。必ずしも確認が取れた形にはなっていないと(事務方から)聞いている」と記者団に述べ、事務レベルでの確認作業の推移を見守る姿勢を示した。

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