横尾俊彦多久市長(右)と面会したサンマリノのマンリオ・カデロ駐日大使(左)と妻のエリザベスさんら=市役所

横尾俊彦多久市長(左)にサンマリノの絵を贈ったマンリオ・カデロ駐日大使と妻のエリザベスさん

 イタリア中部にある内陸国サンマリノのマンリオ・カデロ駐日大使が16日、多久市役所を訪れ、横尾俊彦市長と面会した。互いの国の歴史や文化について意見を交わし、交流を深めていくことを約束した。

 同市の宿泊施設タクアで3月に開かれる同国の食文化に関する催しの打ち合わせで、妻のエリザベスさんと来県した。タクアを運営するアペシオングループ(佐世保市)の外間広志社長がモロッコ王国の在長崎名誉領事を務めている縁でカデロ氏と出会い、交流を続けているという。

 カデロ氏はイタリア・ミラノの新聞社勤務を経て1975年、ジャーナリスト特派員として来日、2002年にサンマリノの初代駐日大使になった。日本の文化や歴史に造詣が深く「謙虚で、あまり自慢しない国民性も奥深さがある」と評価した。佐賀県を訪れるのは初めてで、ワイン畑や森林が広がるサンマリノと似て「のどかで落ち着く」と印象を語った。

 サンマリノには欧州で初めて建てられた日本の神社があり、軍隊を持たず国際社会で中立を守ってきた歴史を紹介し、「ぜひ一度、来てほしい」と呼び掛けた。横尾市長は「歴史と文化、平和を大事にして営みを続けている貴国との関係を築いていきたい」と述べた。

 カデロ夫妻は15日から2日間、多久市に滞在し、国重要文化財の多久聖廟(せいびょう)なども見学した。

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