「コロヤ」の松尾浩之店主。席数は旧店舗の7割ほどに減ったという=佐賀市白山

 昨年8月28日の豪雨前まで佐賀市松原で営業していた定食屋「コロヤ」。9月中旬、同市白山に移転しました。もともと移転を考えていましたが、被災したことで時期が早まりました。

 店主・松尾浩之さん(59)の妻・智子さんが開く絵画教室が、先に旧店舗から現店舗2階へと場所を移していたこともあり、店も移転を準備していた矢先の水害でした。当日は厨房(ちゅうぼう)が腰の高さまで浸水。松原で営業を始めてから9年ほどの間に3回つかったといい、浩之さんは「もうここではできないと思った。移転先があったから良かったが、なければどうなっていたか」と振り返ります。

 松原は水害常襲地帯だった分、大雨の日に近隣店舗と満潮時刻を共有するなど「共助」の体制もできていたといいます。ライブハウス「RAG-G」や656広場、シアターシエマの客もよく出入りしていました。そんななじみの場所を離れたさみしさもしのばせつつ、「定食屋は近所の人に使ってもらってこそ。こっちでも今まで通り頑張っていく」と語ります。

 住所は佐賀市白山1-4-24。電話090(9574)5892。

このエントリーをはてなブックマークに追加