佐賀市は16日、バイオマス事業で市清掃工場北側の大和町に整備中の用地約21ヘクタールを藻類培養拠点として企業に売却する計画が、当初予定していた今年3月より最長で1年遅れる見通しを明らかにした。隣接地との境界が決まらず、登記ができないことが理由という。

 市議会バイオマス産業都市調査特別委員会で報告した。市バイオマス産業推進課によると、隣接地の地権者から同意が得られず、交渉を続けているという。「予定より8カ月から1年程度遅れると想定している」と説明し、2020年度にずれ込む見通しを示した。

 清掃工場ではごみ焼却で発生する二酸化炭素(CO2)を分離回収し、藻類を培養する企業アルビータに売却している。同社の親会社「シンシア」(東京)が整備用地を購入し、培養プラントを設ける。運営はアルビータが行うが、着工、操業時期は未定という。

 用地の造成工事は終わり、周囲の道路、水路の整備も3月末に完了する。市はシンシアと本年度中に用地売買を確約する文書を取り交わす予定。

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