地域の安全・安心のため、日々活動している消防団。県内20市町で活躍する若手団員に、入団のきっかけややりがいなどをお聞きします。今回は神埼市消防団第6分団第8部の古川稔さん(34)です。


経験を積み「地域を守る」意識強まる

頑張る若手団員 第6分団第8部 古川稔さん

古川稔さん

 2011年に26歳で入団しました。近所の先輩から声をかけてもらったのがきっかけでした。地元に住んでいるからにはいつかは入らないといけない、と思っていたので迷いなく入団しました。私が小さい頃、父が消防団に入っていましたが、どんなことをしていたかあまり記憶になかったですね。
 入団する前は、近所に消火栓があっても使い方が分からず、消火器に使用期限があることも知りませんでした。入団して訓練などの経験を積むとともに意識が高まり、「消防団は地域の安全と安心を守っている」と思うようになりました。今はポンプ操作を担当しています。

神埼市消防団出初め式で分列行進をする団員=2019年、神埼中央公園グラウンド

 これまで記憶に残っている出動は、入団して1~2年後に発生した住宅火災です。夜10時ごろから朝方まで消火をして、私は後方でポンプ操作を手伝っていました。全焼した火災だったので怖かったですね。もう一つは、2年前の2月に発生した住宅火災で、雪が降る中での消火活動でした。放水作業は消防士が行っていましたので、私たちは周辺道路の通行規制や消防水利の確保を担当しました。住宅は全焼してしまいましたが、ご家族全員無事だと聞き安心したことを覚えています。
 消防団の魅力は地域の人たちやいろいろな年上の人たちとの交流です。入団していないと出会わない人たちと知り合いになり付き合いが広がります。最近は地域のコミュニケーションが不足していると言われていますし、貴重ですよ。それにうちの部は雰囲気が良く、一緒にバーベキューをしたりして団の活動以外でも仲良くさせてもらっています。

先輩からメッセージ

神埼市消防団第6分団副分団長    福田龍平さん

 

 何かあればとにかく出てきてくれ、気概を感じます。出席率は100%ですね。経験を積んでいるので、いつ現場に出ても消火活動ができる実力があり信頼しています。真冬の火災の時はホースの水が凍るほどの寒さの中で頑張っていましたし、昨年8月の豪雨では、冠水した中、地域のお年寄りが乗ったボートについて、ぬれながら避難所に連れていってくれるなどしていました。これからは、若い団員を増やして育てることを意識して頑張ってほしいと思っています。

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