窯元が新作を並べ、陶磁器商社と商談を進めた新春新作展示会=西松浦郡有田町の焱の博記念堂

 有田焼などの新春新作展示会が8、9日、西松浦郡有田町の「焱(ほのお)の博記念堂」をメイン会場に、同町と武雄市の17会場で開かれた。有田町と伊万里、武雄、嬉野市、長崎県佐世保市の62窯元が商社に新作の春夏向け食器などを売り込んだ。

 県陶磁器工業協同組合(原田元理事長)と肥前陶磁器商工協同組合(百田憲由理事長)が加盟する佐賀、長崎両県の陶磁器商社184社向けの商談会として開いた恒例の展示会。46窯元が出展した焱の博記念堂では、窯元が使い勝手やデザインの意図を商社に説明し、商品をPRしていた。

 原田理事長は「窯元は、洋食に使える業務用の和食器に力を入れているようだ。インバウンド(訪日外国人旅行者)需要もあり、高級路線が目立つ」と展示内容を分析。昨年9月に就任した百田理事長は「今年は東京五輪イヤーでもあり、予想以上の早さで市場が変わる中、新しい市場に向けた新商品開発の年になれば」と期待を込めた。

 展示会は年2回開いていたが、出展窯元や参加商社の減少などを受けて新春1回に見直し。昨夏は県陶磁器工業協同組合が単独で企画した。今後の夏の展示会開催は改めて協議するという。

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