2017年に佐賀市富士町の天山スキー場駐車場で開かれた車の走行会で、車が観客に突っ込んで観客3人が負傷した事故を巡り、佐賀区検は15日までに、車を運転した長崎県の20代男性を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の罪で略式起訴し、佐賀簡裁は罰金20万円の略式命令を出した。略式起訴は昨年12月24日付、略式命令は同26日付。

 業務上過失傷害の疑いで書類送検されていた走行会の主催者とスキー場関係者2人の計3人について、佐賀地検は昨年12月24日付で不起訴処分とした。主催者の不起訴は「諸般の事情を考慮して起訴しなかった」、スキー場関係者については「過失の立証は難しいと判断した」とした。

 事故は17年11月12日、車のタイヤを滑らせながら走る「ドリフト」の走行会で起きた。起訴状では、コースと観衆の間に高さ約40~50センチの花壇しかないことを認識していた男性の運転操作に過失があり、車の制御を失ったと指摘。時速約74キロで花壇に衝突、20~40代の観客3人に車や花壇の破片などをぶつけ、40代男性に全治期間不明の傷害を負わせたなどとしている。

 事故を巡っては、運転手の男性と同乗者もけがを負った。県警は18年10月、必要な安全対策を怠ったなどとして、走行会主催者とスキー場関係者者ら3人を業務上過失傷害、男性を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで書類送検していた。

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