外国人観光客を呼び込むための極意などを話した香港の旅行会社「EGLツアーズ」の袁文英社長(奥)=佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&マリトピア

 佐賀県の国際観光大使で香港の旅行会社「EGLツアーズ」社長の袁文英氏が15日、佐賀市で講演した。「ピンチこそチャンス」と述べ、発想の転換で商機を逃さず成長してきた自社の歩みを振り返った。

 袁氏は日本への旅行商品を扱う同社の危機が訪れた出来事として、1995年の阪神淡路大震災や2003年の新型肺炎(SARS)流行、11年の東日本大震災を例示した。そうした中、商売の相手を企業から消費者に転換したり、新たに香港内の旅行商品を設けたりして、成長につなげてきたと説明した。

 業者向けの具体的なアドバイスとしては「お見送りは日本の素晴らしい文化」と話し、手を抜かずに取り組めば、コストが小さいのに旅行客に良い印象を持ってもらえるとした。

 袁氏は好きな文字に「企」を挙げ「上が人、下は止まる。人がいないと、会社は止まってしまう」と述べ、従業員を大切にすることが大事と指摘した。

 講演会は県観光連盟が主催し、観光業関係者ら約100人が聴講した。袁氏は16日、山口祥義知事を表敬訪問する。

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