美術館で銅像になりきる母娘

 暖かくて空が澄み渡った年明けでした。お正月はどのように過ごされたでしょうか。

 まずは家族で仏壇に手を合わせ、鎮守の神社を歩いて参りました。お正月というと寿ことほぐことに偏りがちですが、仏壇を通して死者と向き合うこと、死のことを思うことも大切だと思っています。生の意味を考え、生きがいを感じさせてくれるからです。人生は短いのだから。

 東京への進学先が決まった長女と、年末年始は行動を共にしました。三瀬の本格ハム屋さんでのバイトの合間を縫って、環境未来都市の小国町(熊本県)視察ツアーでこれからの社会を考えました。熊谷守一展で人生の在り方を思い、ヨガ教室で心と体を開き、寅さんの映画で涙腺を全開にし、諫早のサッカー全日本戦で地域ボランティアに感激し、裏山に登って福岡を包み込む海と山々に圧倒されました。最後は僕らの四半世紀を見守ってくれた寿司屋の白木のカウンターで、生きている喜びに浸りました。

 さあ今年、世の中や自分の陰に光をどれだけ届けられるか。やっていきましょう。(養鶏農家・小野寺睦)

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