薩摩琵琶を演奏する北原香菜子さん=佐賀市文化会館

ユーモアを交えて多様性の大切さを話すモーリー・ロバートソンさん=佐賀市文化会館

 佐賀新聞社のメンバーズクラブ「Begin(びぎん)」の本年度第3回講座が13日、佐賀市文化会館で開かれた。ジャーナリストのモーリー・ロバートソンさんが「日本のミカタ、世界のミカタ」と題して講演し、国際化が進む中で多様な文化や価値観を認め合う大切さを、聴講した約1250人に呼び掛けた。

 モーリーさんは江戸時代の日本の状況を説明し、出島を通じて海外から入ってきた砂糖と日本の文化が融合して今のカステラとなった経緯を披露した。また、鎖国政策を挙げながら「内側に閉じこもると社会は安定するが、息苦しくなる。外側から文化などを取り入れることで人々が生き生きとなり、現状を打破できる」と強調した。

 日本と米国の学校に通った経験に基づく両国の教育の違いも解説した。米国は理数系の授業でも議論をしながら進行していたと示し、「与えられた問題を解く日本のやり方は、ルールが変わってレールから外れた場合に対応が難しくなる」と述べた。

 自身の両国での歩みを振り返りつつ「つまずいた時にはあるがままに開き直るのが大事。みんなに認められることをあきらめると扉が開く」と締めくくった。

 講座では薩摩琵琶奏者の北原香菜子さん(佐賀市)による演奏も行われた。

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