華やかな衣装に身を包み、成人式を迎えた新成人ら=佐賀市文化会館

鳥栖市の成人式で、決意表明する外国人留学生のグエンさん(右)とカトゥリさん=鳥栖市民文化会館

 13日の「成人の日」を前に、佐賀県内10市町で12日、令和になって初の成人式が開かれた。晴れ着姿で大人としての一歩を踏み出し、決意と覚悟を新たにした新成人。鳥栖市では初めて外国人留学生が式のあいさつを行い、多文化共生の新たな時代の到来を感じさせた。

 鳥栖市の新成人者数は988人(昨年12月20日現在)で、うち外国人は1割に当たる98人。式の出席者695人中18人が外国人で、アルバイトをしながら日本語学校で学ぶネパール出身のカトゥリ・アカスさん(20)、ベトナム出身のグエン・ティ・チュオン・ビさん(20)が式の実行委員を務めた。

 2人は民族衣装で正装して決意表明した。「立派な大人になりたい」とカトゥリさん。グエンさんは「もっと成長し自立した女性になりたい」と日本語で誓った。

 それぞれの母国では18歳で成人となるが、日本のような式はないという。グエンさんは「体験したくて手を挙げた。(準備を通して念願の)日本人の友達ができた」と笑顔を見せた。カトゥリさんは「日本でホテルマンになり、経験を積んだ後、ネパールでホテルを経営したい」と今後の夢を語った。

 佐賀市は旧市町村ごと8カ所で式を開き、1947人が出席した。市文化会館では島内優さん(19)、藤松みなみさん(20)、赤司倫太郎さん(20)が「平成から令和に替わった私たちの時代。日本を支えていけるよう頑張りたい」と力強く宣誓した。

 県内の新成人は、前年より153人多い9047人(昨年11月1日時点)で、2015年以来5年ぶりに9千人を上回った。式は多久市などの3日を皮切りに各市町で開かれ、12日は佐賀、鳥栖のほか、唐津、伊万里、鹿島、小城、神埼、基山、上峰、みやきの計10市町で開かれた。

佐賀市で成人式、新成人晴れやか(2020年1月12日)
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