それぞれで考えた地球温暖化対策などを整理する市民ら=佐賀市役所

 持続可能な開発目標(SDGs)について考えるワークショップが10日、市役所で始まった。大学生や企業関係者ら約50人が、市民が利用できる菜園作りなど地球温暖化対策や経済活性化、人の循環につながるアイデアを出し合った。23日には、2050年時点の佐賀市のあるべき姿を考え、具体的な取り組みのロードマップ(行程表)を策定する。

 ワークショップは、地域の強みや資源を有効活用して環境や経済、社会をよくする「地域循環共生圏」をつくろうと市が企画した。環境ジャーナリストで大学院大学至善館(東京)教授の枝廣淳子さんがコーディネーターを務めた。

 参加者からは「有明海の干満の差を生かした環境に優しい発電の開発を」「地元のバイオマス資源を生かしたストーブの利用を進めよう」などと地域色豊かな取り組みが示された。「みんなが生ごみを持ち寄って堆肥にし、野菜栽培や食事ができる“シェア菜園”を作っては」などユニークな意見も出ていた。

 枝廣さんは、地元産の農産品や調味料を簡易包装で量り売りする店を先進事例として紹介し「我慢を強いるのではなく、生活を豊かにする取り組みの方が多くの人に広がる」と語った。

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