佐賀市トレーニングファームでの研修を終え、修了証を受ける西岡央真さん=佐賀市富士町の佐賀市富士支所

 佐賀市トレーニングファーム第1期生の西岡央真(おうま)さん(24)は、ホウレンソウ栽培を2年間学んで研修を修了した。今後、富士町で就農する。後継者不足に悩む中山間地に誕生した新たな担い手に、関係者からは期待の声が相次いだ。

 富士町では高冷地の特性を生かしたホウレンソウ栽培が盛ん。現在、JAさが富士町ホウレンソウ部会には25戸が所属するが、高齢化が進む。このため、県や佐賀市、JAなどが協力して新規就農者の研修施設トレーニングファームを同町藤瀬に設置した。

 最初の研修生となる西岡さんは2018年1月から2年間、土作りから栽培管理、収穫、出荷まで、地元農家の小木(こぎ)秀樹さん(69)らに実地指導を受けた。

 昨年末に佐賀市富士町支所であった修了式では、地元の生産者や農業団体代表などから「新たな制度で生産農家が生まれた」「中山間地農業が厳しい中、富士町で就農してもらい、本当にうれしい」「困ったときは遠慮なく、ぜひ周囲に相談してほしい」との声が上がった。JAさがからは金一封が贈られた。

 西岡さんは「畑に合った自分のやり方を確立したい。目標である稼げる農業に向け、頑張りたい」と抱負を述べた。トレーニングファームのそばに畑を確保しており、そこでホウレンソウを栽培する。

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