「鹿島酒蔵ツーリズム」で、さまざまな地酒を飲み比べる来場者=2019年3月23日、鹿島市浜町の酒蔵通り

 総務省は10日、活力ある地域づくりに貢献した団体や個人に贈る2019年度「ふるさとづくり大賞」を発表し、佐賀県鹿島市の「鹿島酒蔵ツーリズム推進協議会」が最優秀賞(総理大臣賞)に輝いた。市内の酒蔵や地元住民が協力して観光客の誘致を成功させ、同様の試みが全国に広がる先駆けになったと評価された。

 協議会は2012年から毎年3月に、鹿島市浜町の酒蔵通りなどで新酒を味わう合同蔵開きを開催している。蔵の見学や試飲などのイベントを企画し、地域の文化や歴史も楽しむ「観光まちおこし」につなげた。来場者は徐々に増え、昨年3月は約9万9千人が来場した。今年は3月28、29の両日に開く。

 受賞の知らせを受け、協議会の会長を務める峰松宏文さん(41)は「市民が一体となって盛り上げ、輪が広がった。この受賞を機に、さらに多くの人に鹿島の酒を知ってもらいたい」と話した。樋口久俊市長は「関係者一丸の努力が評価されて大変喜ばしい。鹿島の交流人口の増加につなげたい」と述べた。

 表彰式は24日、東京都千代田区の都市センターホテルで行われる。他に21団体と5人が優秀賞などに選ばれ、県内からは佐賀未来創造基金(佐賀市)が団体表彰(総務大臣表彰)を受賞した。

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