佐賀県鳥栖市牛原町の街並みの北側、標高191メートルの山頂に鏡(かがみ)城の跡があります。戦国時代の鳥栖地方を治めた筑紫氏は、鏡城から西へ約2キロにある勝尾城(かつのおじょう)を本拠地とし、その周囲に支城を築いて一帯の守りを固めました。鏡城はその防衛の最前線を担う重要な位置にあります。