曜日によって店主や業態が替わるユニークな店が、佐賀市神野東にあります。平尾富美夫さん(56)が営む日本酒とおばんざいの店「月の灯(あかり)」は、火~木曜は店主も業態も違う店になり、土曜もコンセプトを替えて営業します。店の「間借り」は、新規参入者にとっては初期投資を抑えられる方法として、可能性が広がります。

「月の灯(あかり)」の店内。この日は平尾富美夫さんが「ゴールデンハーフ」を営業
「焼き鳥たけちゃん」を経営しながら来店客と乾杯する佐藤剛さん(奥)

 「月の灯」は火、水曜には佐賀市三瀬村の農家佐藤剛さん(36)が開く「焼き鳥たけちゃん」に、木曜には20代の女性3人が営業する「おむすび居酒屋 てんてこ米(まい)」になります。金、土曜は平尾さんが店に立ちますが、昨年12月から毎週土曜はBGMを70年代の歌謡曲にこだわる店「ゴールデンハーフ」になります。

(左)「おむすび居酒屋 てんてこ米」で提供している「おむすびプレート」(600円)。おにぎりは4種類から二つ選べる (右上)「月の灯(あかり)」を経営する平尾富美夫さん (右下)「焼き鳥たけちゃん」の佐藤剛さん


 「月の灯」は、県庁南側で「stool coffee(スツールコーヒー)」を営む平尾さんが2018年にオープンしました。アルバイトしていた佐藤さんが炭火焼きで評判を集めるようになると、火、水曜だけ佐藤さんの店として開けるように。さらに、元々は客だった「てんてこ米」の女性らが「将来は店を持ちたい」との話を平尾さんにしたところ、「まずはこの店で」と誘われました。

 

 佐藤さんは「設備投資が必要ないから、借りる側はローリスク。店主が変われば雰囲気も変わるし、それぞれの店を楽しむお客さんもいる」と語ります。平尾さんも「活気が出る。飲食店には波があるが、低い波をあまり感じない。常連さんも楽しんでもらっているよう」と手応えを感じています。 

DATA

 

[住]佐賀市神野東1‐2‐16
[☎]0952(41)4109
[営]● 月の灯 金曜20:00‐23:00
   ● 焼き鳥たけちゃん 火、水曜18:30‐23:00
   ● おむすび居酒屋 てんてこ米 木曜17:30‐22:00
   ● ゴールデンハーフ 土曜20:00‐23:00
[休]日、月曜、祝日

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