チェ・ヨンファンさん「親友サリヴァン・ビルディング」(2010年、ミクストメディア)

上村卓大さん「20171218(モデル)」(2019年)

長野真央さん「素姓-2」(ミクストメディア)

 芸術の新たな楽しみ方を示す展覧会「発生の場」が、佐賀大学で開かれている。学生に加え、立体作家の上村卓大さんらゲストアーティストや協力キュレーターを迎え、アートの見方に新しい視点を与える。

 ミクストメディアとコンテンツデザイン専攻の学生、ドイツと韓国からの留学生が新たな表現に挑戦する。芸術地域デザイン学部2年の長野真央さん(20)は祖母から受け継いだ和服の帯を手がかりに、自身と祖母の関係性を可視化する「素姓(すじょう)-2」を展示した。3年の中山幸乃さん(21)はインスタレーション作品「無題」で、紙を折り曲げくねらせた風合いや陰影に美を求める。

 上村さん、福田篤夫さん、鈴木淳さん、チェ・ヨンファンさん(韓国)がゲスト。協力キュレーターにセオ・ジュノさん(同)を迎える。鈴木さんとチェさんは「美学的な対話」をテーマに、言語以外のコミュニケーションのあり方を示す。セオさんとキュレーションを担当した同学部の花田伸一准教授は「作品はキュレーションをかませると見え方が変わる。キュレーターの仕事とは何かを見てもらえたら」と語る。

 11日午後1時からアーティストトーク、同午後4時半からオープニングレセプション、26日午後1時からアートマネジメント人材育成事業「SMAART」の発表会を催す。11、12、13、25日は美術館横でアートカフェを開く。問い合わせはSMAART事務局、電話0952(28)8309。

 ▼学生展示は芸術地域デザイン学部2・3号館で13日まで、ゲストアーティスト展示は佐賀大学美術館で11日から26日まで。

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