大きな袋網を取り付けてごみを集めている漁船

 昨年12月下旬、鹿島川の河口へハゼ(ハゼクチ)釣りを撮影に行った。そのあと鹿島大橋に向かっていると、大橋の方から脇に大きな袋網を取り付けた漁船がゆっくり下ってくるのが見えた。慌てて望遠ズームが付いたカメラを取り出してのぞくと、正福丸という文字。浜町南船津の土井正夫さん(88)が操船していた。声を掛けると、手を上げて応えてくれた。

 ごみ集めの作業だった。西部地域特有の地形的な事情で塩田川や鹿島川、浜川の河口沖にはごみが集まるらしい。そこで毎年、漁協の各支所から3人(計9人)に委嘱して、主に大潮の期間に交代で作業しているそうだ。

 ノリをカモの食害から守るため、各支所では1人(計3人)に委嘱して、カモの群れがノリ漁場に居着かないようにハンターを乗せて追い払う作業も行われている。狩猟対象ではないツクシガモやサギ類がいるので、他の方法も試みているようだが、野生の鳥たちには迷惑なことだろう。(写真家・中尾勘悟)

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