九州電力は8日、フィリピンの離島で小規模送配電網「マイクログリッド」を手掛ける同国電力会社パワーソースの子会社に出資したと発表した。九電グループが海外離島の電化事業に乗り出すのは初めてで、マイクログリッドのノウハウを蓄積して将来は九州や海外で事業展開することを視野に入れる。取得した株式数と金額は非公表。

 マイクログリッドは基幹送電系統に接続されていない離島や山間部の集落で、太陽光発電やディーゼル発電などで電力を供給する仕組み。九電は将来、送電コストが高い九州の山間部への展開や、東南アジアやアフリカの未電化地域での事業化を検討する方針だ。

 パワーソース側はフィリピンの離島でディーゼル発電により、七つの集落に各100~2100キロワットの電力を供給している。今後、さらに10集落超への電力供給を始める計画を進めている。また、九電は現地での太陽光発電と蓄電池の導入に向けて技術協力する。

 九電は2010~13年に鹿児島県の離島でマイクログリッドの実証実験を手掛けていた。【共同】

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