大阪・今宮戎神社の福娘に選ばれた幸田華歩さん=佐賀市赤松町

 佐賀大学経済学部3年の幸田華歩さん(21)=佐賀市在住、福岡県糸島市出身=が、大阪で「えべっさん」として知られる今宮戎神社(大阪市浪速区)の「福娘」を務める。福娘は商売繁盛を祈願する9~11日の新春行事「十日戎」に花を添える20歳前後の女性で、競争率約50倍の狭き門から選ばれた幸田さんは「佐賀の人にも幸福や幸運が届くように務めたい」と意気込む。

 福娘は関西では若い女性の憧れで、経験者にはフリーアナウンサーの進藤晶子さんらがいる。68代目の今回は関西中心に2637人が応募し、書類審査や面接などを経て昨年11月に50人を選出した。神社関係者は「今回、九州から選ばれたのは幸田さんだけ。過去に佐賀の人が選ばれたのは記憶にない」と説明する。

 アナウンサーを目指す幸田さんは2018年10月、父親から福娘の存在を聞いた。「アナウンサーの登竜門のようにもいわれているし、家族を喜ばせたい気持で応募した」と話す。

 1次面接の後、佐賀市内のえびす像を巡った。最終面接ではその写真を持参し、自身とともに佐賀をアピールした。好感を持たれて福娘に選ばれたが「『佐賀のPRではなく、今宮戎神社のPRをお願いします』と念を押された」と笑う。

 本番では烏帽子をかぶり、専用の着物に白の薄い衣を羽織り、福笹を参拝者に配る。幸田さんは「訪れる全員に福を届けたい」と話している。

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