佐賀県鳥栖市内の中学校で2012年、当時1年生だった佐藤和威さん(20)がいじめで心的外傷後ストレス障害(PTSD)となり学校に通えなくなったとして、佐藤さんら家族4人が同級生とその保護者、鳥栖市に約1億2800万円の損害賠償を求めた訴訟で、同級生1人が6日、他の同級生らとの連帯で約390万円の支払いを命じた一審佐賀地裁判決を不服として福岡高裁に控訴した。

 訴えられた同級生は計8人で、一審判決は8人に計約400万円の支払いを命じた。今回控訴した1人に関しては、PTSDを発症させた慰謝料などとして他の同級生1人と連帯して約380万円。さらに金銭受け取りを巡り、8人の連帯で約30万円の支払い義務があり、この同級生の支払い限度額は約10万円としていた。

 一審判決は同級生らによる一部行為を不法行為としたほかは、「悪ふざけ、遊びのたぐい」などと退け、鳥栖市と同級生の保護者らへの請求は棄却した。原告側は昨年12月下旬、判決を不服として控訴している。

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