仕事始め式であいさつをする山口祥義知事=佐賀市の佐賀城本丸歴史館

執務始め式で職員を前に「復興の年にしたい」と話した小松政武雄市長(右)=市役所

県警幹部らを前に、年頭訓示をする杉内由美子本部長=県警本部

新年のあいさつをする金原壽秀JA佐賀中央会会長(左)=佐賀市の佐賀県JA会館別館

 佐賀県内の多くの官公庁や団体で6日、仕事始め式があった。それぞれのトップが2020年の目指すべき姿勢を示し、職員の取り組みに期待を寄せた。

佐賀県庁 構想力持って前に  

 ○…佐賀県庁の仕事始め式は佐賀市の佐賀城本丸歴史館であり、幹部職員約50人が参加した。山口祥義知事は、今年の東京五輪・パラリンピックや、令和最初の新年を迎えたことに触れ「時代の変革の年。いかに構想力を持って、佐賀が令和の世の中を前に進んでいくかを考える今日にしたい」と述べた。

 子どもたちに向けて「どういう佐賀を用意するか考え、布石を打っていかなければ」と職員に促した。昨年8月の豪雨被害に関しては「被災者支援を最後までしっかりやっていく」と強調した。

武雄市 復旧と生活再建を  

 ○…昨年夏の豪雨で大規模な浸水被害に見舞われた武雄市の執務始め式で小松政市長は「今年は復興の年にしたい。最後の一人まで復旧と生活再建を成し遂げ、災害に強い町、被災前よりよい町をつくる『創造的復興』に全員で取り組もう」と呼び掛けた。

 復興を達成するため「庁外の人と積極的に交流し、チャレンジする心を持って」と説き、九州新幹線長崎ルートの2022年度の暫定開業に向けては「西九州の拠点となるハブ都市を全員で、本気で目指していこう」と訴えた。

佐賀県警本部 佐賀の安全一層高めて 

 ○…佐賀県警本部では、杉内由美子本部長が県警幹部らを前に「県民のための警察官であることを意識し、佐賀県の安心安全を一層高めていただきたい」と訓示した。

 昨年は交通事故の死者数が34人と前年を上回り、ニセ電話詐欺の被害額も大きく増加。杉内本部長は、今年開催の東京オリンピック・パラリンピックにも触れながら、テロ対策や交通事故防止対策の推進など五つの重点項目を挙げた。「関係機関と連携し、交通事故や犯罪被害の未然防止に向けた対策を推進する」と強調した。

JA 貿易協定新時代国内農業強化を  

 ○…JA佐賀中央会・連合会合同の仕事始め式には幹部約110人が出席した。金原壽秀会長は、昨年は豪雨や塩害で農業にとって厳しい一年だったと振り返った上で、1日に発効した日米貿易協定に関し「TPP、EPAに続く大型貿易協定で、新しいゾーンに入った。今後、いかに国内農業の基盤を強化するかが重要」と課題を述べた。

 政府によるJA改革推進期間は終了したものの、信用事業の分離を迫られる可能性もあるとし「JAが地域の中で信頼できる組織として頑張ることが大切」と訓示した。

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