佐賀の酒専門の立ち飲みバー「國酒文化振興酒場・佐賀」。21蔵元の200銘柄を取りそろえる=東京品川区大井

 東京品川区のJR大井町駅近くに、佐賀の日本酒を専門に扱う立ち飲みバー「國酒文化振興酒場・佐賀」が登場した。21蔵元の約200銘柄を販売する。ワインを参考にした酸化防止機能付きのサーバーで、開栓直後の風味で提供する。首都圏でのPRに熱心な県酒造組合がサーバー開発会社の目に留まったことが縁になり、佐賀の酒の魅力を伝える拠点としての役割を担う。

 酒はグラス1杯430円から2840円。希少銘柄でも仕入れ値ベースで価格を設定し、常時200銘柄以上の酒を取りそろえる。人気銘柄の鍋島も500円から提供し、県内の蔵元がつくる焼酎やビールもある。つまみは有明海産のノリや魚ロッケ、呼子のいかしゅうまいなどを用意した。酒の風味を損なわないように、酸化防止機能の特許を取得したサーバーで注ぐ。酒を注いだ分、酒瓶に窒素を注入することで酒が酸素に触れることなく保管できる。装置を開発し、同店を運営するフレッシュテック・スタイル(東京)の吉田英治さん(49)は「佐賀の酒は香りがいい。いつでも開栓直後のベストの状態で飲んでもらえる」と話す。

 同社がワインの酸化防止をヒントに酒のサーバーを開発、特許を取得した。立ち飲みバーの運営を検討していたところ、首都圏でPR活動に取り組む県酒造組合を知り、佐賀の酒に興味を持った。JR佐賀駅近くの酒店「しめなわ」を介して酒を仕入れている。

 長郷章子店長(33)は「おいしい佐賀の酒の魅力を伝える拠点になりたい」と話し、日本酒担当の沢柳麻理亜さん(23)は「これだけの銘柄がそろう店は都内にはない。日本酒が苦手という人にこそ、佐賀のお酒を試してほしい」と呼び掛ける。店はJR大井町駅から徒歩5分。立ち飲みで20席。月曜店休で、新年は6日から営業する。問い合わせは同店、電話03(6451)8098。

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