新築工事が進む「Cygames佐賀ビル(仮称)」。ゲームをデザインする拠点にもなる=佐賀市栄町

 ゲームの企画や開発、運営事業を展開するCygames(サイゲームス、渡邊耕一社長、本社・東京)が、ゲームのデザイン全般を手掛ける「Cygames佐賀スタジオ」を今年春にも佐賀市に設立する。次世代のデザイナーも育成、スタジオ責任者は「九州地方でゲーム業界を目指す若いデザイナーの足掛かりにしてほしい」と話す。

 スタジオは、佐賀市のJR佐賀駅東側に建設中の自社ビル「Cygames佐賀ビル(仮称)」内に設ける。具体的には、イラストやグラフィックデザインを担当するデザイナーがゲーム制作に携わる。次世代のデザイナー向けに、ゲーム制作に必要な技術の講義をしたり、学生向けのコンペを開いたりもする。設立当初は十数人規模のスタッフを想定し、将来的には100人前後を目指す。

 渡邊社長が伊万里市出身という縁もあり、同社はゲームの不具合の有無を確認するデバッグ施設を2017年7月、佐賀駅南側のアイスクエアビルに開設した。新たに設けるデザイン分野の拠点では、デザイナーとしての想像力や画力が必要で、才能の掘り起こしを進める。

 ゲーム制作の拠点が東京や大阪にある同社にとっては、九州地方の人材開拓という意味合いが強い。スタジオ責任者の六倉千尋氏は「デザイナーがさまざまなチャレンジができるような施策を考えており、社としては初の試みになる。Cygamesを選んでもらえるような拠点にしていきたい」と話す。

 新築工事が進んでいる自社ビルは鉄骨5階建て。約500人が働くことができるスペースを備え、デバッグ施設も入る。

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