正月気分もつかの間、あすは多くの職場で仕事始めである。暮れから年明けにかけて何かと忙しくしてきたが、きょうあたりはどこかあっけなく、さびしい感じがする◆そんな気持ちをぴしゃりと切りかえる機会が仕事始め式。官公庁、企業ともトップの言葉で新しい年の展望や課題を浸透させる意味合いもある。だが、この式典の廃止を発表した自治体がある。兵庫県伊丹市だ。式典にかかる時間を住民サービス拡充と職員の負担軽減につなげる。働き方改革の一環という◆式典では例年、管理職を中心に職員約100人を前に市長が訓示していた。しかし、15分程度の式のために準備と片付けに半日以上かかっていた上、支所や消防局などからも招集していたため、非効率と判断したようだ◆コンビニで元日を休業にするなど働き方を見直す動きが広がった。一方、正月三が日に仕事が始まった人も少なくない。年末年始に何日休めそうか時事通信社が暮れに行った世論調査では9連休と答えた人は3人に1人。逆に休めそうにないが1割、1~2日しか休めないも1割近くを占めた◆人手不足が進み、外国人の人材が求められ、高齢者も担ぎ出されるご時世。仕事始め式の訓示の定番は「変革」「挑戦」。それに最近は「働き方改革」が加わる。では具体的にどう進めるのか。聞いてみたい。(丸)

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