web会議などを活用したテレワーク(在宅勤務)で、優秀な人材確保に成功している木村情報技術=佐賀市卸本町

 木村情報技術(佐賀市)は、医薬品業界向けのWeb講演システムやAI(人工知能)によるサービスを展開する。医療用医薬品の質問にAIが答える「チャットボット」の開発では、働き方改革の一環として注目を集める「テレワーク(在宅勤務)」を導入して優秀な人材の確保に成功。在宅勤務は働く人にもストレスが少なく、「両者ハッピーな関係」で開発を進めている。

 チャットボットは医薬品2400品目をAIに学習させ、オペレーターの代役を担う。業界の専門用語や略語が分かる薬剤師らを雇用したいが、採用コストが高くて当初確保が難しかった。そこで、子育て中など通常勤務が難しい人に「隙間時間を利用して在宅勤務しませんか」と募集したところ、応募が殺到した。

 現在、在宅勤務は東京や埼玉在住の20人。このうち薬剤師は9人。薬剤師の在宅勤務は同社が国内唯一ではないかという。「保育園の都合で勤務は午前10時から午後2時まで」「週に1日だけ」「育児だけでなく介護もある」「自身が治療中」など環境はさまざま。本人の都合に合わせてシフトを組んでいる。在宅勤務者は会社貸与のパソコンを使って入力する。Web会議で打ち合わせし、自宅にいても社員や上司とコミュニケーションが図れるという。

 人事総務部の担当者は「通勤時間がない分、家事や家族との時間ができ、『やりがいがある』とよく聞く」と話す。子どもが急な熱を出したりしても実家に頼むストレスがない点も、好評を得ているという。

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