佐賀工―流通経大柏 後半、突進する佐賀工・石川(中央)=花園

 流通経大柏に敗れた佐賀工フィフティーン=花園

 後半、自慢のモールで2トライを奪い、なおも攻勢をかけた。だが、前半の失点が重くのしかかった。佐賀工はチーム一丸の猛追も及ばず、前回大会4強の流通経済大柏(千葉)に14-22で敗れ、悲願のベスト8進出はならなかった。

 昨年5月の公式戦で、29点差の勝利を収めた相手。苦手意識はなかったが、FW8人の平均体重で3キロ以上重い大型チームのフィジカルに屈し、前半最初のピンチでトライを奪われた。その後もターンオーバーからの流れで失点し、19点差をつけられて折り返した。

 苦しい展開の中、後半は自分たちの武器で流れを引き戻した。開始直後の1分、相手との体格差をものともせず、伝統のモールで一気に押し切り、反撃ののろしを上げた。14分にもモールで相手守備を粉砕。「(準優勝した)国体以降、タックルなどディフェンス面を重点的に取り組んできた」と主将のCTB三良熙三郎が語るように、後半は出足の鋭いタックルで全くチャンスをつくらせなかった。

 攻守に持ち味を発揮しただけに、悔やまれる敗戦。枝吉巨樹監督は「風下の前半を最小失点に抑えられれば逆転できると思ったが、前半の最後に取られた1トライが痛かった」と振り返った。

 1996年度から9大会連続で8強入りした実績を誇る佐賀工だが、ここ8大会は準々決勝進出が高い壁になっている。「今年はチャンスだと思ったが…。(全国の強豪は)強いですね」と枝吉監督。「またもう一回」。最後に言葉を絞り出した。

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