専大北上―龍谷 後半、ゴールを決める龍谷・石橋(右手前)=NACK5

 サッカーの第98回全国高校選手権第2日は31日、さいたま市のNACK5スタジアム大宮などで1回戦15試合があり、佐賀県代表の龍谷は専大北上(岩手)に1-3で敗れた。

 24大会ぶりの優勝を狙う静岡学園は6―0で岡山学芸館に快勝した。夏の全国高校総体準優勝の富山第一は立正大淞南(島根)と対戦し、2―2からのPK戦を制した。前々回大会優勝の前橋育英(群馬)は神村学園(鹿児島)とのPK戦で敗退。四日市中央工(三重)草津東(滋賀)神戸弘陵(兵庫)松本国際(長野)などが勝ち上がった。

 2日には2連覇を狙う青森山田などが登場し、2回戦の16試合が行われる。

 

 専大北上 3―1 龍谷

 龍谷は後半反撃に転じたが、前半の失点が最後までのしかかり、初戦突破はならなかった。

 前半、龍谷は守勢に回ると15分に先制を許した。さらに21分、30分にも失点を喫し、前半を0-3で折り返した。後半は攻撃の勢いを強め、27分にMF石橋啓士のゴールで1点を返した。その後も好機をつくったが、得点には至らなかった。

 

 強風押され前半3失点

 立ち上がりのできが両チームの明暗を分けた。前半、龍谷は相手の攻撃に対応しきれず3失点。太田恵介監督は「勇気を持って守備のラインを上げられなかった」と悔しがった。

 天候が大きく影響した。前半は龍谷ゴール側に向かって強風が吹き、ディフェンスラインを上げられずに受けに回った。主将のDF柴田陸玖は「立ち上がりが重要だったのに…」と唇をかんだ。

 「失敗してもいいからチャレンジしよう」と切り替えて臨んだ後半は、攻守に躍動感があった。セカンドボールをことごとく拾い続けると27分、中央でボールを受けたMF大石遼馬がMF石橋啓士に絶妙なスルーパス。石橋は「相手の裏にスプリントしてフリーで打てた」と冷静に左足で流し込んだ。

 先発11人中8人が1、2年生。下級生が全国を経験できたことは大きなプラスだが、太田監督は「もう一度、ゼロからつくり上げる。現状維持では全国で勝てない」と厳しく見据え、柴田も「努力と謙虚な姿勢を忘れずやってほしい」と思いを託した。「これで終わるわけにはいかない」と2年生の石橋。全国の舞台に戻るだけでなく、上位に食い込むチームになることを誓った。

 

 ▽1回戦

専大北上 3 3―0 1龍谷

(岩手)   0―1 (佐賀)

▽得点者【専】菊地、阿部耀2【龍】石橋

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