新シーズンに向けて目標や意気込みなどを語るサガン鳥栖の金明輝監督=佐賀市の佐賀新聞社

 「初めてシーズン最初からチームを見ることができる。僕自身結果にこだわり、緊張感を持って一日一日を過ごしたい」-。金明輝(キンミョンヒ)監督(38)は2018年、19年と続けてシーズン途中から監督に昇格し、降格圏に沈むチームをJ1残留に導いた。今季は満を持して始動からチームの指揮を執る。目指すサッカーや、クラブが進める「育成重視」のスタイルについて持論を語ってもらった。

 -今季は始動からチームを任される。どんなサッカーをイメージしているか。

 キャンプからしっかり取り組むことができるのは、僕のイメージ通りのサッカーをやる上で重要になる。

 思い描いているのは、迫力ある攻撃、守備でも迫力をもって奪いに行くサッカー。攻守両面でアグレッシブに戦うことにこだわる。そのために、チームとしてスプリントの回数を増やしたい。走力のベースアップは必須だ。

 -選手の個性と組織の融合を目指している。

 選手の個性を押し出す方が見ている人にとって楽しいサッカーになると思うし、自分たちも充実感を感じられる。ただ、相手はその良さを消そうとしてくる。個の特徴だけでなく、チームとしての特徴を出すことにも取り組みたい。チーム全体で守り、攻撃では得点を奪うためのコンビネーションを磨いていく。

 -どんな選手が必要になるか。

 昨季の就任当初にも言ったように、「サガン鳥栖のためにやりたい、このチームを勝たせたい」という気概のある選手とプレーしたい。そんな思いがあるから厳しい要求もできるわけで、気持ちのない選手と一緒にやるのは難しい。根底にその部分を持っていてほしい。

 -クラブとして育成型のチームを目指している。

 そのための取り組みを、竹原稔社長が数年前から進めてきた。今季からU-18がプレミアリーグに昇格することで、よりいい選手がサガン鳥栖のユースに来て、トップチームに上がって、世界に羽ばたいていく。そんなサイクルをつくる役割を担っていきたい。

 -サポーターに向けて意気込みを。

 ホームゲームを見に来てほしい。「見に来て良かった、楽しい」と思ってもらえるように頑張る。スタジアムが毎試合満員になるほど、充実感のある試合を見せていきたい。

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