武雄市図書館とこども図書館(右奥)=武雄市武雄町

 書店やレンタル店TSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理運営している武雄市図書館の2018年度収支は、3万3888円の赤字だった。指定管理を始めた13年度から6年連続の赤字だが、赤字額は当初の3千万円超から5年連続で減少し、運営収支は改善している。

 CCCが市に提出した収支報告書などによると、18年度の収入は、前年度比3468万8千円増の1億7807万2千円。ほとんどが指定管理料で、17年10月に開館したこども図書館の管理料が、半年分から1年分になったことで増えた。管理料以外の収入はコピー機収入などの7万2千円。

 支出は前年度比3262万2千円増の1億7810万6千円。主な内訳は人件費9182万3千円、水道光熱費1846万9千円、一般管理費1691万円、出版物購入費1427万円、設備管理費1423万7千円など。人件費が約1449万円、水道光熱費が約457万円増えるなど、こども図書館運営が本格化していずれの経費も増えた。

 収支は6年連続赤字だが、赤字額は13年度以降、3218万4千円-1716万8千円-796万5千円-727万7千円-209万9千円-3万3千円と減少している。

 CCCは図書館で書店とコーヒー店「スターバックス」を営業しているが、民業部分の収支は公表していない。

 CCCの高橋聡公共サービス企画カンパニー社長は「人件費を中心に経費がかかっていた当初から、業務改善や効率化を図ったことで収支を適正化することができた。武雄市以外の指定管理運営している4図書館も、武雄の経験を生かして適正な運営ができている」と話す。

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