JR九州は20日、独自方式の自動列車運転装置(ATO)を導入した列車の走行試験を、香椎線の福岡市内の西戸崎―香椎間(約13キロ)で近く始めると発表した。2020年2月中旬までのうち25日程度、最終列車の運行終了後に運転士が乗務して実施する。20年中には、同じ区間で運転士が乗った営業列車での実証運転を目指す。

 JR九州は人口減少で運転士の人材確保が難しくなるのを視野に入れ、将来は運転士の資格を持たない係員が運転席に乗った自動運転列車を走らせたい考え。青柳俊彦社長は記者会見で、実用化されれば「人手の確保だけでなく、ヒューマンエラーをより防げて安全性向上にも貢献できるはずだ」との考えを示した。

 近く始める走行試験は午前0時ごろから午前4時ごろまでの時間に実施し、ATO機能で列車の速度をスムーズに調整したり、決められた位置に停車したりできるかどうかを検証する。試験を実施する区間の駅にはホームドアが整備されておらず、踏切がある。【共同】

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