陸上自衛隊の輸送機オスプレイを木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定的に配備する計画を巡り、政府は2020年度予算に、駐屯地への配備関連経費として2億円を計上した。初の予算化で、防衛省は20年3月末ごろまでに暫定配備を始める計画を示している。佐賀空港関連では初めて実施設計費、造成費として30億円を計上する。

 防衛省防衛計画課によると、木更津関連経費は、オスプレイ配備に必要となるプレハブ隊舎、電源の設置、駐機場の耐熱化などの費用として計上した。8月末の概算要求では「地元了解後に対応する」として盛り込んでいなかった。

 佐賀空港関連では、8月末の概算要求通りに30億円を予算化した。用地取得を見据えた経費で、隊庁舎、整備工場、弾薬庫、格納庫、駐機場などを整備する。

 米国で訓練している隊員は5月末ごろまで現地に滞在する。教育訓練経費として滞在、移動費などに1億円を計上した。機体の維持経費として201億円も盛り込んだ。

 佐賀空港へのオスプレイ配備を巡っては地元漁協が反発し、協議が続いている。こうした状況を踏まえ、防衛省は木更津駐屯地に暫定配備する方針を示している。木更津市の渡辺芳邦市長は19日の定例会見で「早ければ年内か、年明けを目標に受け入れるかどうか判断したい」と述べた。

 配備要請の受け入れが決まっていない状況での予算化に関し、防衛計画課は「佐賀も木更津も地元理解が得られた場合に、速やかに執行できるよう計上した」としている。

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