師弟でバルセロナ遠征に臨む佐賀東高水球部の井上凱登(左)と岩城賢一監督=佐賀市の同校

 21日からスペイン・バルセロナに派遣される水球の全国高校選抜日本代表メンバーに、佐賀東高2年の井上凱登(17)が選ばれた。初の代表入りで、同校の岩城賢一監督(29)もコーチとして帯同。師弟で海外遠征に挑む井上は「自分のプレーがどのくらい通用するのか試したい」と意気込む。

 井上は兵庫県明石市出身。小学5年から競技を始めて全国大会に2度出場し、中学時代は3年連続で兵庫県選抜に選ばれた。「中学で辞めようと思っていたが、先生の熱心さにひかれた」と日体大時代に日本代表としてユニバーシアードに出場した岩城監督の誘いを受け、佐賀東に入学した。

 173センチ、67キロ。同じ明石市出身の岩城監督と寝食を共にし、入学当初52キロと細身だった体格も厚みが増してきた。スピードと豊富な運動量を兼ね備え、広い視野で得点機を演出できるのが持ち味。チームでは主将を務め、岩城監督は「競技歴も長く、キャプテンシーを発揮してくれている」と評価する。

 選手時代に代表活動を経験した岩城監督も指導者として臨むのは初めてで、「外国の理論などを学び、今後の指導に生かしたい」と話す。

 メンバー23人の大半は今年の南部九州総体に出場した高校に所属。佐賀東は2010年の沖縄総体以降、全国大会への出場が遠ざかっており、井上は「佐賀東が強くなるためにも、自分のレベルアップが必要。同世代の選手から多くのことを学びたい」と心待ちにする。

 遠征は全国高体連水泳専門部が主催する交流事業で31日までの予定。現地ではスペインの同世代のチームと合宿を行い、大会にも出場する。

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