鹿島市議会の一般質問は12、13、16日の3日間開かれた。議員10人が地域防災や介護人材確保などを質問した。

 【地域防災】最大降雨の浸水想定区域の見直しで、「洪水・浸水」の指定緊急避難場所から外れた北鹿島体育館(井手)について質問した。岩下善孝総務課長は「2階以上がなく、(今回の佐賀豪雨のような)大規模な大雨時、体育館は浸水想定区域に入るため、取り消した」と答弁した。市は5月の防災会議で指定を取り消したが、出水期前に看板が修正されず、議員は周知不足も指摘した。水防法で雨量基準が最大規模レベルに引き上げられ、市はハザードマップ改訂を進めている。

 【市産業活性化施設】6次産業化の裾野拡大が課題になっている中、地場産品の加工研究室を備えた「海道(みち)しるべ」について質問があった。江島裕臣産業支援課長が「開館6年目となり、8月末までに79種類の商品が誕生した」と成果の一部を紹介した。加工室の利用状況は増加傾向だが、自家消費の利用にとどまっていることも多いという。今後の課題について江島課長は「いかに6次化(商品化)へつなげるか、夏場の稼働率向上」の2点を挙げた。

 【介護の人材確保】市内の介護現場でスタッフが足りない現状への対応を問われ、中村祐介保険健康課長は「早急な対策が必要」との認識を示した。求人数が増えており、市は11月に初めて合同説明会を主催した。中村課長は「当日は参加者が少なく、改めて人材確保の厳しさを感じたが、就職につながったケースもあった。来年度も継続して取り組む」と述べた。

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