佐賀市は16日、三瀬村の温浴施設「やまびこの湯」の入浴料金と指定管理費を引き上げる方針を示した。燃料費や人件費の高騰などによる運営費の赤字補塡(ほてん)が狙いだが、議員からは先行きを懸念する声が上がった。

 市議会経済産業委員研究会で報告した。観光振興課によると、通常料金520円を550円に、午後5時以降の市民料金210円を350円に見直す。年450万円の指定管理費は1千万~1200万円に増額し収支改善を図る。来年3月議会に議案を提出する。

 施設は1996年に開業し、2012年に指定管理者制度を導入した。現行の事業者になり赤字幅が一時縮小したが、議員からは「開業当初からの設備の改修費が今後必要になる。市がやるべき事業か、廃止を含めて検討すべき」という指摘もあった。担当者は「類似施設が増えて福岡の客が目減りしたが、三瀬観光のランドマーク。運営続行を考えている」と答えた。

 一方、富士町に来年4月に開業する富士地域振興センターの指定管理費をゼロにすることに関し、地域政策課は総務委員会で「採算ラインは500万円で、7千円の利用が年間1万人あれば運営費を賄える。20近くの施設を黒字経営した運営業者で、『北部九州のマーケティングを行い採算が見込めた』と話している」と説明した。

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