寄贈された「七宝焼花鳥紋大花瓶」=佐賀市の大隈重信記念館

花瓶に関する説明を聞く大隈重信記念館保存会の中尾清一郎副理事長(左から2人目)ら=佐賀市の大隈重信記念館

 大隈重信邸に飾られていた「七宝焼花鳥紋大花瓶(しっぽうやきかちょうもんだいかびん)」1対が、早稲田大学大学史料センター(東京都)から大隈重信記念館(佐賀市)に寄贈された。14日に披露され、秀島敏行佐賀市長らがお祝いの言葉を述べた。

 二つの花瓶はそれぞれ高さ151センチ、最大径65センチ、重さ26キロ。金属製の素地にガラス質の上薬で模様を焼き付ける「七宝焼」の作品としてはかなりの大作という。フジやボタン、キクなど季節の花々に加え、鳳凰(ほうおう)、流水が緻密に描かれている。

 大隈邸(東京都)で撮影された写真には今回寄贈された花瓶と類似したものが写っているが、来歴は不明という。花瓶の底には銘「三籟(さんらい)製」の文字がある。

 秀島市長は「佐賀の地で大隈侯ゆかりの品物が見られることに感謝したい」とお礼を述べた。

 花瓶は同記念館の正面入口に展示し、早稲田大学総長の緋(ひ)のガウンの隣に配置されている。同史料センターの大日方純夫所長は「花瓶は、大隈さんと共に同じ時代の空気を吸った貴重な品。ガウンの傍らに添えられて大変意義深い」と述べた。

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